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離婚後の手続


9 子の氏変更許可申立・入籍届(戸籍法98条の届出)

 離婚をしたときにその戸籍から抜けるのは筆頭者でない方の配偶者だけです。多くの場合、「妻」のみが現在の戸籍から別の戸籍(元の戸籍又は新たに作成される戸籍)へと移ります。
 たとえ離婚届に「親権者=母親」と記載されていても、母と子が一緒に暮らしていても、子の籍は当然には移動しません。子は夫の戸籍に残っていて、当然、称すべき氏も夫のものです。

子の氏変更許可申立とは

 子が父又は母と氏を異にする場合には、その子は、家庭裁判所の許可を得て、父又は母の氏を称することができます。

 例えば、父母が離婚し、父の戸籍にあって父の氏を称している子が、母の戸籍に移り母の氏を称したいときには、この申立てをして家庭裁判所の許可を得なければなりません。この申立てをすることができるのは、子本人ですが、子が15歳未満のときはその法定代理人(=親権者)が子を代理します。

入籍手続(入籍届)とは

 子の籍を現在の戸籍(夫の籍)から、もう一方の親の戸籍(母の戸籍)に移すための手続です。この際、たとえ戸籍法77条の2の届出をして氏が一緒であっても、入籍届には家庭裁判所の許可が必要になります。手続は、入籍者(子)の本籍地又は届出人の所在地のいずれかの市区町村役場において行います。